倉庫の解体

会社の倉庫を4日間かけて解体しました。

この作業のために、社長の友人の木本さんが、富山から駆けつけてくれました。木本さんは、40年以上鉄鋼場で働いていた鉄鋼のエキスパートです。

木本さんは高い屋根に登り、高熱のバーナーで鉄鋼を次々と切断。

危険な作業を悠然とこなしているその姿が印象的でした。

 

この倉庫、40年以上も使われていたそうです。

周りのトタンを外すと、鉄の枠組みが露になりました。

木本さんは、それを見て、

「これは自分が中学生時代くらいに見た工法だ」

と言っていました。昭和中期の工法で、現在は全く使われていないものだそうです。

この倉庫が作られたとき、日本は高度経済成長の真っ只中だったことでしょう。

 

来月ここには、新しい倉庫が作られる予定です。

高度経済成長時代が終わった今、新しい倉庫はどのような歴史を刻んでくれるのでしょうか。

もちろんそれは、僕たちの手にかかっているのです。

明るく、創造的なものにできればと思います。

 

古い鉄鋼をリサイクル業者に持っていくと、いくらかのお金を頂くことができました。

これからのことについて語りながら、そのお金で一杯やりたいと思います。